Before
右リヤフェンダーのへこみです。
期間は4日間、
金額は約6万円(税込み)で、元通りになりました。
Affter
この車を例に、修理の工程をご紹介します。
部品を外す必要があれば先に外しますが、今回は外さずにそのまま板金をします。
塗膜を剥がし、スポット溶接機と呼ばれる機械でへこみを少しず引っ張りだします。
引き出したでこぼこを平面にする為にサンダー等で削り、元の形に戻していきます。
他の箇所にあわせ丸み等出すのが難しく、経験の必要な職人技です。
板金した後に残っている多少の歪み等を整える為に、パテと呼ばれるものを塗布し成形します。
乾燥したらサンドペーパーで削り表面を平らにします。
もう一度、拾いパテと言うものを塗布し、さらに残っている巣穴や線などを埋め、ペーパーをかけ滑らかにします。
金属と塗料を密着させる、
サフェーサーと呼ばれる塗料を塗装します。
乾燥させた後、目の荒いペーパーから細かいもへと使って行き、滑らかさを出します。
メーカーの配合データーに基づき、10種類以上の塗料を混ぜ合わせ調色します。
テスト板に何度もためし吹きを繰り返し、車体と比べながら調整して行きます。
一滴足しただけで全然違ってきます。
年月が経過した車体と同じ色を出すのは難しく、経験と勘が必要な作業となります。
天候にも左右され、悪天候が続くと色が合わず、日数が延びてしまう事があります。
塗装しない部分にマスキング(紙張り)をし、調色した塗料をスプレーガンで吹き付け、ムラやたれのない均一な塗装をします。
ごみやホコリが付かないよう、専用の塗装ブースの中で行います。
乾燥させた後、光沢を出す為にクリアーを塗装します。
何度も塗布や乾燥を繰り返しやっとここまで来ました。
後は仕上げに、修理箇所の区別が付かないようにしっかりと磨き上げます。
さまざまなコンパウンド(研磨剤)を使い、艶と光沢を出して行きます。
全工程が済めば、隅々まで丁寧に車内を清掃します。
大切に手洗い洗車をします。
これですべて完了です。
自信を持って、お客様にお引渡し致します。